インクルーシブ防災国際フォーラム2018

2018年10月30日

大学院時代の友人が運営に関わっているフォーラムに参加してきました。
インクルーシブ防災!まさに今、学んでいる福祉×防災、しかも防災教育です。

明石海峡大橋を抜けるとそこは淡路島!
兵庫でやるとは聞いていたけど、淡路島・・・。兵庫県、広いです。。

初めて来た、淡路夢舞台。

国際会議場だと再認識。
そしてやはり兵庫は防災最先端だと再認識。

会場。

配布資料。

通訳機にテンション高くなる小学1年生。
本日の発表は日本とフィリピンなので日本語と英語のチャンネルがあります。
手話もあります。
小1は防災に興味があるということではなく、単純に時間が間に合わないので子連れ参加。
これもある意味インクルーシブ。

始まりました。ワクワク(⋈◍>◡<◍)。✧♡

後半はディスカッション。

役所関係では、役所は避難所中心で、計画することは避難、避難後の生活に限る。これはインクルーシブ防災ではないという指摘がありました。
神戸市では震災から23年経ち、経験した職員さんが退職していき、今では経験した職員さんは44%だそうです。

また、阪大の渥美教授は、役所は「困っている」→「制度を作ろう」という動きであり、いわゆる”nothing about us without us”、当事者ぬきで当事者のことを決めないでということを強調されていました。
配慮が必要な要支援者という視点でなく、共に考える協働者という視点が重要とも。

当事者の方からは自分たちで地域に出ていき、待つだけではなく、じぶんから発信していく努力をしているとの発表がありました。
一方で、地域の人は要配慮者の困りごとを自分のこととして関わる問題として認識されないという問題があるとし、インクルーシブ地域防災といっても誰をインクルードするのか、という議論の時点で目線が同じではないという指摘もありました。

地区防災計画に当事者参画を制度として位置づける、研究者としてはその先もみなければならないとも。
その先とは、”コンヴィヴィアリティ” 共生だそうです。

フィリピンでは、「バディバディシステム」という、いわゆるマッチング方式のような支援があるそうです。
行政とNPO/NGOが普段からつながっているのだとか。
イーランニングについて、とても期待しているとのことでした。

手話で質問される参加者さん。
このほか、ハザードマップがバリアフリーでない、という指摘もありました。
点字対応のハザードマップを作成している自治体もあるんですって!

一緒に参加した大学院時代の友人。
彼女はこのあと帰るそうです。私はフォーラムに付き合わせたお礼?として家族サービス宿泊です。

淡路牛✨✨

本日のフォーラム参加者には、新しく開発されたインクルーシブ防災e-learningソフトが配布されました。
どんなものなのか突っ込む会を開催したら、何もなく普通に受けてみるより理解が深まるのではないか、という意見がありました。
同感です。
やってみて突っ込んでみる会を企画したいと思います!

今日の国際フォーラムに招待していただき、感謝です!ありがとうございましたm(__)m

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